2023.03.27
報酬体系を刷新した人事制度へ改定、初任給も引き上げへ
―社員個々人のキャリア自律と提供価値向上のため、新しい働き方に合わせた新制度へ―
INFO
シミック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 三嶽 秋久)は、2023年4月より、社員の役割や発揮価値に合わせたメリハリのある処遇を実現するために新たな人事制度(以下:新制度)を導入することをお知らせいたします。この改定に伴い、新卒初任給についても引き上げを行います。
シミック株式会社では、従前より年齢や性別を問わず誰もが自分らしく活躍できる環境構築を進めてきましたが、報酬制度においては役割と処遇の結びつきが不十分であったことから、一部に年功的な運用が残り、実際の役割の大きさや事業に対する貢献度に見合った処遇となっていない点が見受けられました。
昨今の競合他社を含めた日本国内外における労働市場の変化に伴い、個々人の自律的な能力開発を促し、持続的に組織の生産性を高めるための新たな土台づくりが急務となる中、制度自体のあり方を見直すタイミングであるとの判断に至りました。本改定は昨年より検討を重ねてきており、この度、本年4月から新制度へ移行することを決定いたしました。新制度の施行により、社員のエンゲージメントと組織全体の競争力の更なる向上を目指します。
新制度では、シミック株式会社に在籍し国内で勤務する約2,000人を対象に、社員個々人の役割と発揮価値に応じて、より機動的な人財の登用と処遇を可能とする報酬体系に移行します。年功的な要素を薄め、若年層でも自律的に難しい役割を担い、高い成果を上げる社員に適正に報いることができる制度とします。これにより、対象となる全社員平均で7%程度の報酬アップとなる見込みです。
新制度の主な改定ポイント(2023年4月より施行)
役割ベースの処遇制度への移行
勤続年数が短い20歳代や30歳代でも、難易度の高いプロジェクトをリードし、高い成果を持続的に発揮する人財に対して、メリハリある報酬設定を行います。各自が担う役割と発揮価値(パーソナルビジネスバリュー)の大きさに応じた個別処遇を実現することで社員のエンゲージメントとリテンションの向上を図るとともに、外部からの新たな人財の獲得にもつなげる考えです。
この新制度施行により、報酬額は平均で約7%から最大で20%程度増加する見込みです。
初任給の改定
新制度導入と合わせて、2023年4月から以下のとおり新卒初任給を改定します。
- 6年制学部卒・大学院修士修了:(現行)250,000円 → (改定)270,000円
- 学部卒:(現行)230,000円 → (改定)250,000円
※尚、既存社員においては制度改定の反映及び必要に応じた補填措置を実施いたします
シミックグループは、人財こそ会社の最大の競争力の源であると位置づけ、全ての社員がポテンシャルを最大限に発揮するための人事制度の整備やリスキリングの強化、働きがいのある職場づくりをはじめとする、働き方改革を推進しています。今後もグループ横断的に、社員一人ひとりが自分らしく活躍し、「IKIGAI」を持って持続的に社会に貢献できる環境整備を通じて、更なる事業の拡大とお客様への提供価値の向上に努めて参ります。
シミックグループについて
シミック(CMIC)は、1992年に日本で初めてCRO(医薬品開発支援)事業を開始し、今では開発から製造、営業・マーケティングまでの医薬品に関する総合的な支援業務を提供しています。現在、シミックグループは、日本で最大級のCROであると同時に、医薬品開発、SMO(治験施設支援)、医薬品製造、薬事コンサルティング、そして営業およびマーケティングソリューション等における包括的なサービスを提供しています。また、製薬・バイオテクノロジー・医療機器の企業の日本市場参入や、アジアでの臨床試験実施、米国と日本における医薬品開発および製造のサポートなども積極的に行っております。シミックグループは、世界中に7,500人を超える従業員とグループ会社27社を擁しています。詳しくはウェブサイトをご覧ください。