「DIA 2024 Global Annual Meeting」でのパネルディスカッションに参加

EVENT REPORT

シミックは、2024年6月16日から20日までの5日間、米国サンディエゴで開催されたDIA 2024 Global Annual Meetingでの『グローバルな開発戦略』をテーマにしたパネルディスカッションに参加しました。

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DIA(Drug Information Association)は、80か国以上の参加者を持つ会員制組織で、ライフサイエンスとヘルスケア製品開発の専門家を中立的に結び付けることに特化しています。DIAの目標は、より良い政策、規制、サイエンス、研究開発を通じて世界中の患者により良い成果をもたらすことです。
毎年開催されるDIA 2024 Global Annual Meetingでは、製薬業界、規制当局、政府、アカデミア学者、患者、 イノベーターなど1,500を超える企業や組織が集まり、ライフサイエンス分野が直面している課題について議論されます。開催期間中には170以上のセッションが用意され、10,000名を超える参加者は、健康と福祉を向上させるための新しいトピックや専門分野について様々な視点から掘り下げることができます。

18日のパネルディスカッション『Enabling Patient Access Worldwide Including Japan or Other Countries to Innovative Drugs Through Global Development Strategy』では、シミック株式会社 副社長執行役員の関根恵理が司会を務めましたので、以下に当日のディスカッションの一部をご紹介いたします。

グローバルな開発戦略を通じて日本および世界中の患者さんが、革新的な医薬品にアクセスできるよう支援する

バイオテックベンチャーの多くは米国に拠点を持ち、規制面でも言語面でも利便性の高い米国での開発を優先的に進めて承認を取った後、他地域での開発を進めることが多く、世界の広い地域で新薬へのアクセスが遅くなる状況にあります。
日本でも、欧米では承認されているのに日本での開発が遅れている医薬品や、日本では開発されてもいない医薬品が存在する「ドラッグラグ・ドラッグロス」が深刻です。このような状況の背景、解決すべき課題、解決策などが3名のパネリストと共に議論されました。また、海外のバイオテック企業が日本市場へ参入しやすくするために、日本の規制当局が様々な新しい取り組みを進めていることなどが紹介されました。

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シミックは、日本におけるCROのパイオニアとして、開発初期段階から最適な戦略を提案し、医薬品開発プロセスの効率化と市場投入の短縮を可能にするサービスを提供しています。
日本を含めた世界の広い地域で、患者さんが革新的な医薬品に早くアクセスできるよう貢献してまいります。