2024.11.07
「第28回日本ワクチン学会・第65回日本臨床ウイルス学会 合同学術集会」に出展
EVENT REPORTシミックは、2024年10月26日(土)・27日(日)の2日間、ウインクあいちにて開催された「第28回日本ワクチン学会・第65回日本臨床ウイルス学会 合同学術集会」にシミックヘルスケア・インスティテュート(株)、harmo(株)と共同出展いたしました。
日本ワクチン学会は1997年に設立され、基礎研究者、臨床医、製造・開発研究者など多様な分野の研究者が集まり、ワクチンの開発および臨床への対応を目的とした活動を行っている学会です。日本臨床ウイルス学会は、1960年に日本ウイルス学会から独立して設立され、ウイルス感染による疾患の発症病態、免疫応答の解析、診断学など臨床に直結した課題を研究している学会です。
ワクチン試験の迅速化を支援する、DDC(Direct Data Capture)の活用を紹介
2023年のノーベル生理学・医学賞は、COVID-19に対するメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンの開発を可能にした2氏が受賞し話題になりましたが、コロナ禍以降ワクチン開発は盛況で、mRNA技術の応用が注目されています。国内外での試験が増加しており、規模も大きくなっているため、迅速な開発体制の構築が求められています。
シミックは、ワクチン試験の迅速化を目指し、ワクチン開発での戦略相談から臨床試験まで幅広くサービスを提供しています。感染症領域の専門家だけでなく、各業務の専門家が個別の開発戦略に応じて適切な支援を行っていますが、本学術集会では、DDC(Direct Data Capture)を活用したOn timeでの情報収集の取組を紹介しました。
ブースではiPadを使用して、DDCの実演を行いました。医療機関の先生方や製薬・ヘルスケア企業の方々にお立ち寄りいただき、実際に操作を体験していただくことで、DDCの利便性を感じていただくことができました。多くのご質問や興味深いフィードバックをいただき、お立ち寄りいただいた皆様、誠にありがとうございました。
ワクチンの有効性や安全性を確認する市販後支援
シミックは、ワクチン市販後の有効性や安全性を確認するための市販直後調査や製造販売後調査、安全性情報管理業務のサポートも提供しています。
ワクチンは予防薬であるため、治療薬のような目に見える効果がなく、ワクチン接種のベネフィットを一般の方々に説明することが難しい一面があります。ワクチンの安全性・有効性に関する誤った情報がSNSなどを通じて拡散されることでワクチン接種を躊躇する人が増え、公衆衛生を危険にさらすリスクがあります。WHO(World Health Organization)は、世界的な公衆衛生に対する脅威トップ10の一つとしてワクチン忌避を挙げました。
シミックは、共同出展したシミックヘルスケア・インスティテュートやharmoと連携し、ワクチンの有効性や安全性に関する正確な情報を提供し、ワクチン接種の重要性を伝えるための支援にも取り組んでいます。より多くの人々が安心してワクチンを接種できる環境づくりに貢献してまいります。
- 参照:
- シミックの製造販売後調査の強み