2026.09.18
「LINK-J FESTIVAL 2026」で弊社社員が講演しました
EVENT REPORT2026年9月4日(金)、東京ミッドタウン八重洲カンファレンスで開催されたLINK-J FESTIVAL 2026 ~ Co-Creation for Impact ~において、スキルアッププログラム「臨床試験に進む前に知っておきたい、成功を左右する落とし穴と検討ポイント」に経営戦略本部 BD Strategy Unitの又木 裕二が登壇し、研究成果の社会実装に向けた開発初期戦略の重要性について講演を行いました。
研究成果を社会実装へつなげる共創の場
LINK-J FESTIVAL 2026は、「Co-Creation for Impact(共創によるインパクト)」をテーマに、アカデミア、スタートアップ、製薬企業、投資家、行政など、ライフサイエンス分野の多様なプレイヤーが集うイベントです。
日本では優れた研究成果が数多く生まれる一方、それらを患者さんへ届けるまでには、開発資金の確保や臨床開発戦略の策定、規制対応など多くの課題があります。本イベントでは、研究成果の社会実装やライフサイエンス分野における共創のあり方について、さまざまな議論や情報発信が行われました。
- 参照:
- 一般社団法人LINK-J
臨床試験の成功を左右する「開発初期の設計」
シミックは、研究成果の社会実装を目指す方々を対象として、池田 純司氏(IQVIAサービシーズ ジャパン合同会社)との共同セッション「臨床試験に進む前に知っておきたい、成功を左右する落とし穴と検討ポイント」を実施しました。
講演では、創薬シーズの発見から非臨床開発、CMC(医薬品の製造・品質管理に関する開発)、臨床試験、POC(Proof of Concept:ヒトで有効性の見込みを確認する段階)取得までを俯瞰しながら、「臨床試験は点で始めない」というメッセージを発信しました。
また、研究成果の社会実装を妨げる代表的な課題として、3つの「落とし穴」を紹介し、それらを回避するための考え方や開発戦略上の設計原則について解説しました。
研究成果の社会実装を妨げる3つの落とし穴
特に重要なのは、臨床試験そのものを成功させることではなく、「患者さんへ価値を届けるところまでを見据えて開発全体を設計すること」であり、そのためには開発初期から多様な視点を取り入れた戦略立案が重要であるというメッセージを発信しました。
講演会場は満席となり、多くの参加者が熱心に聴講しました。講演終了後には、アカデミア、バイオテック企業、自治体関係者など、さまざまな立場の参加者との情報交換が続き、研究成果をどのように事業化し、患者さんへ届けるかというテーマへの関心の高さがうかがえました。
研究成果を患者さんへ届けるためにシミックが果たす役割
アカデミアやスタートアップには優れた科学的知見があります。しかし、研究成果が優れていることと、実際に医療現場で活用されることは必ずしも同義ではありません。市場ニーズの把握、規制対応、品質確保、資金調達など、研究成果を社会実装へつなげるためには多面的な視点が求められます。
シミックは、開発戦略の立案から薬事対応、臨床開発、事業化までを見据えた支援を通じて、研究成果や開発品を患者さんへ届けるための橋渡し役を担っています。開発初期から医療現場のニーズや規制要件を踏まえ、「研究で終わらせない」ための戦略設計を支援していることも当社の強みです。また、日本発の研究成果の実用化を支援するだけでなく、海外の有望な開発品や技術を日本の医療現場へ導入する取り組みにも注力しています。
今後も研究成果と社会実装をつなぐパートナーとして、国内外のイノベーションを患者さんへ届けるとともに、創薬エコシステムの発展と医療アクセス向上に貢献してまいります。
- 参照:
- 臨床研究・医師主導治験
- 参照:
- 薬事コンサルティング