2026.10.23
「第26回CRCと臨床試験のあり方を考える会議 2026 in 京都」のシンポジウムにシミック社員が登壇しました
EVENT REPORT2026年9月12日~13日、京都にて開催された「第26回CRCと臨床試験のあり方を考える会議 2026 in 京都」のシンポジウムに、シミックの社員がパネリストとして登壇しました。
四半世紀以上、臨床試験の未来を考え続けている会議
「CRCと臨床試験のあり方を考える会議」は、臨床試験に関わるあらゆる職種が一堂に会し、「未来のために、私たちにできることは何か」を四半世紀にわたり問い続けてきた会議です。第26回は「伝承と誇りが紡ぐ医療の未来 〜明日への希望を信じて〜」をテーマに開催され、2,400名を超える関係者が国立京都国際会館に集いました。
効率化の先にある同意・説明文書(ICF)のあり方を考える
シミックの社員は9月13日に開催された以下の演題に登壇しました。
ICF共通テンプレート3年の“今”から、10年後の“未来”を考える
登壇社員:臨床事業本部 長井 祐一郎
患者さんへの治験の説明に用いられる同意・説明文書(ICF: Informed Consent Form)は、治験依頼者(製薬企業)・医療機関がそれぞれ独自の様式を規定していました。そのため、同じ治験であっても医療機関ごとに治験参加者へ提供する情報が異なること、治験依頼者と医療機関の双方でICFの作成や確認が負荷になっていることが課題となっていました。
これらの課題を解決するために日本製薬工業協会(製薬協)が作成したのが「ICF共通テンプレート」です。
本シンポジウムでは、ICF共通テンプレート作成当初の理念と現在の実装状況をもとに、製薬企業、SMO、患者団体が意見を共有し、今後のICFのあり方を議論しました。
患者さんに分かりやすい治験説明を実現するためにCROが出来ること
現在、GCP省令等の改正議論が進んでおり、治験に係る文書の作成主体が治験依頼者等に見直されるとともに、Single IRBの原則化により複数の医療機関で同一のICFを用いる機会が増えることが想定されています。そのため、治験依頼者には、患者さんにとって分かりやすいICFの作成がこれまで以上に求められます。
本シンポジウムでも、説明を受ける患者さんの視点を大切にしながら、より分かりやすいICFのあり方について議論が行われました。分かりやすいICFは、患者さんの理解を深めるだけでなく、医療機関の説明負担の軽減にもつながります。
今後もシミックは、治験依頼者、医療機関、患者さんをつなぐCROとして、より良い治験運営と患者さん中心の臨床試験環境の実現に向けて貢献してまいります。